「ウォッチドッグスレギオン、つまらない」って言われてるけど実際どうなの?
結論から言うと――「つまらない」は言い過ぎ。でも「大傑作」でもない。「惜しい」ゲームです。
酷評レビューが多く、中古市場では1,000円以下で叩き売りされているのを見て、正直かなり期待値を下げてプレイしました。でも実際やってみたら、意外と毎日ミッションをこなすのが楽しくなってしまって、ラストまで完走してしまいました。
この記事では、
- 「つまらない」と言われている理由はどこにあるのか
- 実際にプレイして面白かった点・残念だった点
- 今からプレイする価値があるのか
を、発売から数年後に「今更プレイ」した私が、忖度なしにお伝えします。

発売から時間が経ったタイトルも、PS PlusやXbox Game Passのカタログ入り・セールなどをきっかけに「そういえば気になってたんだよな」とプレイし始める方も多いのではないでしょうか。
この記事は、そんな「今更だけど面白い?」が気になる方へ向けたレビューです。
作品について(ウォッチドッグスレギオン)

| メーカー | ユービーアイソフト |
| 発売年 | 2020年発売 |
| 種類 | オープンワールドRPG |
| 内容 | ウォッチドッグスシリーズ3作目として発売されたオープンワールド型クライムアクションゲーム。 抑圧された近未来のロンドンを舞台に、「デッドセック」というシリーズ特有のハッカー集団としてレジスタンス活動をして陰謀を読み解いていくストーリー。 |
良かったところ
ウォッチドッグスレギオンが意外と楽しめた理由
- 「主人公がいない」という今作最大の特徴が酷評の的になっているけど、やりだしたら意外と面白くて、毎日のめり込んでミッションを進めていた。
- キャラクター採用の作業感は「深層プロファイル」スキルを使うとかなり楽になる。さっさと使えるキャラを集めてしまえばダルさを回避できる。
- モブキャラにも日本語音声がしっかり当てられていて、意外とクオリティが高い。
- 過去シリーズのハッキングシステムを踏襲しつつ、ステルスで忍び込む手段がさらに増えて、より遊びやすくなった。
- 「貨物ドローン」が強すぎた。一番使いまくりw
- ボットで敵をテイクダウンできるようになったのは、武闘派じゃないチキンプレイヤーには嬉しい仕様。
- 警察の追跡が前作(2)より弱くなり、巻くのがかなり楽になった。
- 地下鉄によるファストトラベル、採用キャラへの瞬間移動、AIの自動運転と、移動まわりが全体的に親切になった。
- ハッカー集団「デッドセック」としてレジスタンス活動をしていく流れは今作も変わらず、自分がその一員として動いている感覚をちゃんと味わえる。
- サブミッションにアサシンクリードシリーズとのクロスオーバーがあって、知ってる人はニヤリとできる隠れた楽しみも。
「自分が直接潜入しなくても、機械を使ってどうにかできる」というウォッチドッグス特有のゲームスタイルが今作でも面白くて、次々ミッションをこなすのが毎日の楽しみになるくらいにはハマれました。
今作の「街中のモブが誰でも主人公になれる」というシステム、どこかで見たことあるな…と思ったら、2012年にWiiUで発売された同じUBIソフトの「ZOMBI」に似た仕組みがありました。 あちらも主人公は誰でもなれるスタイルで、舞台もロンドン。同じ開発チームのDNAが残っているのかもしれません。ZOMBIをご存知の方は「あ、あれか」と思うかも。
悪かったところ
「つまらない」と言われる理由はここだった ―主人公不在の弊害―
- 主人公がいない(=誰でもなれる)という大きな特徴が、あまり活かしきれていない。 用意されているキャラクタースキルの種類がそれほど多くないので、だいたいどのプレイヤーも似たようなチームに落ち着く。(貨物ドローンの人・ドローンエキスパート・スパイや殺し屋…のスタメン固定w) せっかくの「自分だけのチームを作る」という売りが、実質あまり差別化できていない。
- 主人公がいない分、ストーリーへの感情移入がしにくい。ゲーム進行中ずっと話しかけてくるのがAI(バグリー)だけなので、「仲間と戦っている感」が薄い。酷評でよく言われる「魂のないウォッチドッグス」という表現、プレイしてみると納得感がある。
- 採用したチームも、UBIお得意のモブ顔ばかりで愛着がわきにくい。過去作はキャラが際立っていただけに、ここの物足りなさは大きい。
- 行くべきルートがHUDで示されないことがあり、「次どこへ行けばいいか」が突然わからなくなる場面がある。
- ストーリーミッション中に予告なく強制戦闘に入ることがあり、たまたま戦闘が弱いキャラを使っていると地獄を見る。事前にヒントだけでも出してくれれば有利なキャラを選べるのに…という場面が何度かあった。
- 写真撮影ミッションでバグが発生し、ミッションが進行不能になることが複数回あった。発売から時間が経っているのに未修正のまま残っているのはさすがに厳しい。(2026年時点でも同様のバグ報告がコミュニティに残っているので、覚悟しておくと良いかも)
- 日本語字幕の改行がところどころめちゃくちゃで読みにくい。細かいけど地味にストレス。
- 今作の音楽は2のテーマ曲を手がけた「ハドソン・モホーク」さんではない。2のサントラはどれもハッカーぽくてゲームの雰囲気にバチっとハマっていたのに、今作は耳に残る曲がほぼなかった。
- 2はゲーム内の選曲も有名どころが多く、アメリカ西海岸の空気感にマッチしていて最高だったぶん、今作の音楽の印象のなさが余計に目立つ。
- 1・2にあったスマホ端末を開く機能・音楽プレイリスト機能がなくなっている。
- 着替え要素はあるけど、ウォッチドッグス2に比べて服のセンスがあまりおしゃれじゃない。近未来設定なのに、どこか昭和っぽいw
が、レギオンでは曲が全く印象に残らず…
- ロンドンの街は道が狭くて運転しづらく、抑圧下という設定もあって全体的に暗い雰囲気。2の陽気なサンフランシスコの後だと、街を探索したいという気持ちがあまり湧いてこなかった。
- 移動が便利になりすぎた結果、街をドライブして観光する機会がほぼなくなった。現実の名所を訪れて「おおー!」となるあの感覚が今作にはほぼない。
- ストーリー全体として盛り上がりに欠ける。感情を揺さぶる場面がほぼなかった。
過去作(特に2)と開発チームが違うらしく、それが全体的なトーンの差に出ているのかもしれません。
個人的には「2」の黒人主人公・西海岸・パーリーな雰囲気がすごく好きだったので、今作は見た目もシステムも全体的にダサくなったな…という正直な感想です。
総評:気になるは多々あれど、意外と楽しめる「惜しい」ゲーム
今回はオフラインミッション(メインストーリー)のみのレビューですが、色々とストレスに感じる部分がありつつも、システム面では過去作より便利になっている点も多々あります。
「拠点へコソコソ忍び込んで、ハッキングであれこれ解決していく」というウォッチドッグスの根幹の面白さは今作でもちゃんと健在。この作業感が好きな人なら、不満を抱えながらもラストまで走れると思います。私自身、多少の不満はありながらも思っていたより楽しめて、最後まで完走できました。
ただ、主人公が存在しないだけに「この作品が大好き!」と心から熱くなれるかというと、そこまでの情熱はわかなかったのが正直なところ。課金してDLCまでやるかというと…うーん、と悩ましい感じです。(お気に入りの「2」はDLC全部買いましたがw)
全体的に「つまらない」ではないけど「惜しい」。そんなゲームでした。
こんな人には合う ✅
- ウォッチドッグスシリーズが初めての人
- ステルス・ハッキング系のゲームが好きな人
- PS Plusや安価なセールで入手できる人
- 主人公への感情移入よりも、ミッションをこなす達成感が好きな人
- チキンプレイ・ドローン多用で気楽に進めたい人
こんな人には合わない ❌
- 過去作(特に「2」)が大好きで思い入れが強い人
- 主人公への感情移入・ストーリーの盛り上がりを重視する人
- バグに対してストレスを感じやすい人
- 探索・観光・街の雰囲気を楽しみたい人
- 音楽・ファッション性へのこだわりが強い人
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この記事を書いた人

パリスタデザイン事務所のWebデザイナー・フロントエンドエンジニア。
WordPress構築・カスタマイズを中心に、CMS設計・構築や情報設計を得意としています。
Web制作・CMS運用・AI活用など、実務の中で得た知見や検証内容をもとに発信しています。
PC・ガジェットに関する内容も、実体験ベースで扱っています。


