自作PCって難しそう…と思っていませんか?
安心してください。
経験者もみんな最初は失敗しています(笑)。
仕事でPCを組み立てるようになった今でこそ笑って話せますが、最初の頃はこんな失敗をやらかしていました。
「あるある!」と共感してもらえたら嬉しいです。
失敗例1:ソケットが同じなのにCPUが使えない
自作PC初心者が最初にハマりやすい罠がこれです。
例えばですが、IntelのCPUには世代ごとに開発コードネームがあり、ソケット形状が同じでも互換性がない組み合わせが存在します。
特に下記の世代は要注意!
| 世代 | 開発コード | ソケット |
|---|---|---|
| 第6・7世代 | Skylake / Kaby Lake | LGA1151 |
| 第8・9世代 | Coffee Lake / Coffee Lake Refresh | LGA1151 |
なんと、同じLGA1151なのに、第7世代以前と第8世代以降は互換性がありません。
ソケットに刺さるのに動かない。
かといってLGA1700では、第12世代・13世代・14世代と多くの世代が同じソケットで動きます。
初心者がこういった互換性に気づくのは正直難しいです💦
マザボとCPUを購入する際は、対応世代を必ず確認しましょう。
失敗例2:光るケースファン(ARGB)にマザーボードが対応していなかった
ケース付属の背面ファンがARGB(5V)の3PINだったのに、マザボのRGBヘッダーは12Vの4PINのみだったというパターンが初心者の頃ありました。
最初は規格がわからず、ARGBとRGBヘッダーは互換できるものと考え、変換コンバーターのようなものがないか探しましたが現実的ではありませんでした。
ARGBヘッダーは比較的最近の規格なので、古いマザーボードや、安いマザーボードにはついていないことが多いのです。
ですが初心者の頃はそういった知識(特に装飾に関する知識)はあまりありません。
こういったマザーボードにARGB端子がない場合は、ファンコントローラーを使用するのがおすすめです。


失敗例3:ファンの向きがわからなくなる
CPUファンの取り付けやケースファンの交換時に「あれ、どっちが表だっけ?」となるのはあるある中のあるあるです。
排気と吸気を逆に取り付けてしまうと冷却効率がガタ落ちします。
例えば、下記が私の販売している商品例ですが、予め羽の向きと風の流れをしっかり覚えておきましょう。


失敗例4:CPU電源ケーブルが届かない
マザボ上部のCPU電源コネクタに、電源ユニットからのケーブルが届かないことがあります。

電源+ATXケースによっては、上部までケーブルが短くて届かないのです。
延長ケーブルで解決できますが、ケース・電源・マザボのレイアウトを事前に確認しておくと防げます。
失敗例5:IntelとAMD、両方に「F」(CPU内蔵グラフィックなし)の罠あり
IntelのCPU型番に「F」がついているもの(例:Core i5-14400Fなど)は内蔵GPU非搭載という意味です。
AMDに至っては、「F」付き商品もありますが、Ryzen7000シリーズ以前は「G」付き以外の商品は基本内蔵GPU非搭載で、CPU単体で映像出力させることができません。
| メーカー | 内蔵GPUなしの見分け方 | 例 |
|---|---|---|
| Intel | 型番末尾に「F」 | Core i5-9400F |
| AMD Ryzen | 型番末尾に「F」 | Ryzen 5 8400F、Ryzen 7 8700F |
| AMD Ryzen | 7000シリーズ以前は「G」なしモデル全般 | Ryzen 5 5600、Ryzen 7 5800X など |
つまり、これらのCPUは別途グラボを差さないと、BIOSすら映像出力できません。
グラボなしで運用する予定がある場合は「F」なしで内蔵GPU搭載のものを選んでください。
失敗例6:グラボじゃなくマザボにディスプレイケーブルを挿してしまう
グラボを積んでいるPCでは、映像出力はグラボのHDMI端子から行います。
ところがマザボにもHDMI端子がついていることが多く、そちらに刺してしまって「映像が出ない!」となるパターンがあります。(内蔵GPUなしのFつきCPUの場合は前項の通りそもそもマザボ側からは出力できません)
知り合いに制作・販売したPCでも、「画面が映らなくなった!」とのことで駆けつけるとやはりマザボ側にHDMIが挿してありました😂
ディスプレイケーブルはグラボに挿す!!
これだけ覚えておけばOKです。
まとめ
| 失敗 | 対策 |
|---|---|
| CPU互換性なし | マザボと同世代のCPUか確認 |
| マザーボードにARGB端子がない | マザボの対応を先に確認するか、ファンコントローラーを利用する |
| ファンの向き不明 | 事前に形状と風の向きを理解しておく |
| 電源ケーブル届かない | ケースとマザボのレイアウト・電源ケーブルの長さを事前確認 |
| F付きCPUで映像出ない | CPUに内蔵GPUがあるかどうか事前確認 |
| HDMIの刺す場所間違い | HDMIはグラボに挿す一択! |
自作PCは「知識ゲー」みたいなもので、失敗も含めて勉強(新たな知識)になっていきます。
この記事が「自分だけじゃなかった!」と思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。
この記事を書いた人

パリスタデザイン事務所のWebデザイナー・フロントエンドエンジニア。
WordPress構築・カスタマイズを中心に、CMS設計・構築や情報設計を得意としています。
Web制作・CMS運用・AI活用など、実務の中で得た知見や検証内容をもとに発信しています。
PC・ガジェットに関する内容も、実体験ベースで扱っています。


