中国通販のAliExpressは、安くて面白い商品が揃っていて見ているだけでも楽しいんですが、届いてみたら「あれ?」となることが多いのも事実です。

壊れていた、届かない、全然違うものが入っていた……
そういったトラブルに備えて、AliExpressには「紛争(Dispute)」という返金申請の仕組みがあります。
私自身もAliExpressをよく使っており、何度も紛争を経験してきて、今のところ勝率100%です。
今回はその実体験と、スムーズに返金してもらうためのコツをまとめます。
AliExpressの「紛争」とは?
AliExpressには、商品に問題があった場合に購入者がセラー(出品者)に対して返金・返品を申請できる「紛争(Dispute)」という機能があります。
申請後はAliExpressが仲裁に入り、証拠をもとに返金の可否を判断します。
正しく使えば、セラーが渋っても返金を勝ち取れることが多いです。
しょっちゅうUI画面が変わるのですが2026年3月現時点では、
「私の注文」> 返品したい注文の「詳細」を開く >「返金と返品」ボタン
を押して手続きに進むことができます。

私が実際にやった紛争と結果
事例1:頼んだものが届かない
複数の商品を同時期に注文して一括発送パッケージになっていた場合、「あれ、これ届いてないじゃん?」となることがあります。
注文履歴では「発送済み・受領サイン済み」になっていても、実際には受け取っていない商品がある、というケースです。
紛争(返金・返品)画面で、一括で届いたパッケージの中身を全部写真に撮り、「商品が届いていない」を選択して送信しました。
結果:全額返金。
事例2:壊れていて使えない
PCのメモリを注文したところ、挿すとビープ音が鳴って起動しませんでした。
別のPCでも試して同じ結果だったため、ビープ音が鳴っている様子を動画で撮影して紛争を申請。
「商品が壊れていた」を選択し、動画を証拠としてアップロード。
「返品しないと返金しない」というセラーの場合は、無料で佐川急便が集荷に来てくれるので、画面の手続きに沿って梱包し、返品してください。
結果:全額返金。
事例3:中身は無事だが箱がぼっこぼこ
AliExpressから届く荷物が多少つぶれているのはあるあるですが、そのときは最上級レベルの潰れ具合で「中身もだめだ…」と一瞬察するレベルでした。奇跡的に中身は無事でしたが、子供へのプレゼントだったので箱ごと壊滅だとこれは腹立たしいと思い、一応紛争を申請。

箱の状態を写真で送ったところ、セラーから「一部返金か、返送して全額返金か選んでほしい」と連絡が来ました。
結果:返送が面倒だったので一部返金で解決。中身は使えるので、実質割引で買えた形に。
事例4:全然違うものが届いた(バトル体験談)
子供のためにゲームカードを注文したら、カードではなく見覚えのない工具(金属の棒のようなもの)が入って届きました。

「なにこの棒……明らかにお店の作業用工具じゃない?間違えて送ってきたんじゃないの?」
と思い、すぐに紛争を申請。
ところがセラーが「商品の重量22gのものを送った配送履歴がある」と、それっぽく配送会社の履歴を証拠写真を出してきて反発。
しかも最初はAliExpressもこれを受け「セラーの勝ち・返金なし」と判断してきました。

ぷっちーん💢💢💢
頼んだものが届かず変な棒を送られたのに、しれっとしら切ろうとするセラーの態度と、それをあっさり通そうとするAliExpressに憤慨した私は、ここで諦めず不服申立てを実施。
送られてきた棒の重量を計測し、「この工具も22gで全く同じ重量。誤送か詐欺ではないか」と反論しました。

さらに以下をすべて撮影してアップロード:
- 到着時の袋の外観
- 袋の中の状態
- 宛名が記載された伝票
- 誤って届いた商品
結果:「購入者の勝ち」と覆り、全額返金。🎉
セラーが喧嘩腰だと時間はかかりますが、証拠をそろえれば勝てます。
不良品を掴まないための予防策
評価の少ない・悪いセラーからは買わない
評価が0件、もしくは10件未満のセラーは避けましょう。
開設間もないショップも要注意です。
AliExpressは価格重視の商品が多く、品質のばらつきがあるため、フォロワー数・評価数ともに多い大手セラーから買うのが最大の予防策です。
数万件と評価のある大手セラーは大量販売で利益を取っているため、少額の返金トラブルはさっさと片付けたいという意識があるのか、対応が早い傾向にあります。
万単位の高額商品は買わない
CPUなど万単位の商品がAliExpressに安く出ていることがありますが、不動品だった場合のダメージが大きすぎます。
安いCPUには製造段階ではじかれた製品を再設計・転用したもの・偽造したものなどが混じっているとも言われており、正規品かどうかの判断も難しいです。
高額商品はAliExpressでは買わない、が基本方針。
どうしても買う場合はメーカー公式セラーや超大手セラーに限定し、「ガチャである」という前提で購入しましょう。
個人的には、返品ポリシーがしっかりしているalibaba.com(ロット購入が必要)や、日本へ直送してくれる海外メーカー公式ストア、台湾・シンガポールの通販サイトのほうが安心できると感じています。
紛争で返金を勝ち取るコツ
開封時から動画を撮っておく
これが一番大事です。
開封の瞬間から動画を撮影しておくと、「届いた時点で壊れていた」「最初から別のものが入っていた」という証拠になります。紛争でほぼ負けません!
面倒に感じるかもしれませんが、習慣にしておくと安心感がまったく違います。
証拠は多ければ多いほど有利
写真・動画は以下を撮っておくと◎です。
- 伝票・宛名部分
- 外箱・梱包の状態
- 開封直後の中身全体
- 不良箇所のアップ
- 動作不良の場合は動画(ビープ音、エラー表示など)
セラーが反発してきた場合も、証拠が多いほど不服申立てで逆転しやすくなります。
明らかな不良・不着はすぐ申請
破損・不着・明らかな不良品は迷わず紛争をすみやかに申請しましょう。
返品(紛争)の期限もあるためです。
証拠が明確であれば、対応は意外とスピーディです。
セラーと直接やりとりで解決できることもありますが、長引きそうなら早めにAliExpressを仲裁に入れるのが得策です。
まとめ
AliExpressのトラブルは「証拠を残す・紛争をためらわない」この2点がすべてです。
開封時の動画撮影を習慣にして、何かあればすぐ紛争申請。
評価の高い大手セラーを選べば、そもそものトラブルも減ります。
うまく使いこなせれば、AliExpressはコスパ最強の仕入れ・購入先になりますよ!
この記事を書いた人

パリスタデザイン事務所のWebデザイナー・フロントエンドエンジニア。
WordPress構築・カスタマイズを中心に、CMS設計・構築や情報設計を得意としています。
Web制作・CMS運用・AI活用など、実務の中で得た知見や検証内容をもとに発信しています。
PC・ガジェットに関する内容も、実体験ベースで扱っています。


